ゴミを溜め込んでいても、この状態を改善するために少しずつでも良いから、何とか片付けてキレイにしたい、片付けたいと悩んでいるうちは近隣とのトラブルに発展することはありまないでしょう。
しかし、それも程度の問題で、ゴミの山になって一戸建ての家であれば庭や道路上、マンションやアパートであればベランダなどに溢れ出してくると、悪臭や虫の発生などによって、近隣を巻き込んでのトラブルになりかねません。
これがいわゆる、世間を騒がせているゴミ屋敷問題です。
近隣住民の苦情を受けて、行政がゴミ屋敷条例を制定して対策を取っている自治体もありますが、まだまだ少数なのが実態です。
行政がゴミ屋敷のトラブル対策を行う場合の最大の障害が、ゴミと財産の境界があいまい(所有者が財産だと主張すればゴミではない)なことです。
このため、たとえ行政でも撤去や掃除を強制的に行うことはできないという悩みがあり、それが、近隣住民にとっては不十分だ、手ぬるいと不満を抱かせる原因となるのです。
もし、あなたの家や部屋がゴミ屋敷化している、あるいは、しそうだと思ったら、近隣住民とのトラブルでストレスを抱えないためにも、早めに専門業者に依頼するなどの対策を取ることが大切です。